求人の可能性あり!70代薬剤師

70代で就職することは、大変勇気が要ることです。

薬剤師として、自分の知識が果たして通用するのか、上手にコミュニケーションを取れるのか、不安でいっぱいでしょう。給与や待遇面も期待できません。しかし、薬剤師は患者にとって大切な存在です。

普段から、自分のスキルを上げていくことに努め、いつでも働けるように準備を整えておく必要があります。

今後の働き方に有利な薬剤師

人生は、80年時代から100年時代を迎えようとしています。今後は、この長い人生に合わせた生涯設計が求められます。老後の期間が長くなることで、生活資金の不足が心配ですよね。定年後に必要な生活費は、保有資産や家族構成など個々の状況で違いが出てきます。

すべての人に当てはまるわけではありませんが、年金や預貯金だけでは不足することが予想されます。老後破綻を招かぬように将来を見据える必要があります。当然ながら、今後は働き方も変わってくるでしょう。今までの人生ステージでは、一つの職場で定年まで働き余生を過ごす、という流れが一般的でした。

一つの会社を勤め上げる、と言うこれまでの固定観念から脱却しなくてはなりません。これからは、複数の仕事に携わるスタイルが求められるでしょう。そして、転職や副業が当たり前の時代になります。常にスキルアップを図り、企業に求められる人材になる事が重要です。

その点、薬剤師という国家資格を有することは、長い人生において大きな武器になるでしょう。

日頃からスキルアップに努めよう

70代の方が就職を希望するに至るのは、どんなことが考えられるでしょうか。自分の親や配偶者の介護にひと区切りがついた、夫と離婚し生計を立てるため、前の職場を辞めてしまったが再度働きたくなった、など様々な理由があるでしょう。

しかし、いずれの理由であっても、現役として働くには多少のブランクがあると思われます。医療技術は、日々劇的に変化しています。新薬の開発も進んでいます。自分で勉強するだけでは、とても追いつかないのが現状です。

就職するに当たっては、薬剤師としてのスキルが心配になります。社会人として働くコミュニケーションも不安でしょう。そこで、利用したいのが復職支援プログラムという制度です。主な内容は、保険調剤の流れ、処方箋についての扱い方、薬歴を記入する方法、投薬服薬の指導方法、患者との接客方法など多岐に渡ります。

復職を大いに助けてくれ、大変心強い内容になっています。薬剤師としての基本的な知識を身につければ、面接時に自信が持てます。また、就職後の業務にも有利になるでしょう。普段から、何に対しても積極的に取り組む姿勢が大切です。

70代薬剤師が働ける現場

70代を迎えた薬剤師の求人は非常に限られてきます。それでは、就職出来るのはどんな施設が考えられるのでしょうか。ドラッグストアは、薬剤師有資格者の登録が必要であるため、70代でも採用される可能性があります。

日本には非常に多くの調剤薬局があります。また、薬剤師が不足している地域も少なからずありますので、調剤薬局に就職することは十分に可能でしょう。他には、医薬品卸会社や物流倉庫などの企業薬剤師の求人があります。

法律で、管理薬剤師を配置するように規定されていますので、採用されることもあるでしょう。しかし、全体の求人数が非常に少ないのがデメリットです。同じように、病院からの求人も少ないのが現状です。現実的に就職出来る可能性が高いのは、ドラッグストアと調剤薬局の2つになるでしょう。

薬剤師の仕事はこんなこと

薬剤師の基本的な仕事は、調剤業務、服薬指導、医薬品の管理販売などがあげられます。しかし、働く施設によって業務内容に違いがあります。調剤薬局で勤務する場合は、基本的な仕事に加えて、薬歴管理や疑義照会という業務があります。

調剤薬局では働く人数が少ないため、人間関係が悪くならないようにすることも大事です。ドラッグストアでは、一般用医薬品の販売や管理そして相談業務が主な仕事になります。さらに、接客業務にレジ打ち、店舗内整理など幅広い内容です。

そして、良好な人間関係を築くことも大切です。職場の人達とコミュニケーションを取り合って、働きやすい環境を保つように努めましょう。協調性が求められるのです。覚える内容が多いうえに、精神的な疲労も加わります。

年齢的な問題もありますが、70代の薬剤師にとって、働くということは思った以上に大変だと感じるでしょう。しかし、今までの長い人生で培った知識や経験で、必ず乗り越えられます。

今後の薬剤師に求められること

現在、薬剤師は慢性的に不足しています。有効求人倍率は、全職種の倍率を大きく上回っています。他の職種と比較しても、まだまだ売り手市場と言えるでしょう。しかしながら、薬学部の定員増や医療費削減のため、今後は厳しい状況になることが予想されます。

薬剤師の数は年々増加していますし、人工知能の開発が進んで、機械やロボットに取って代わられる可能性もあります。日々自己啓発に努めていなければ、働きたくても就職出来ないことになるでしょう。これからは、他の薬剤師が持っていないようなスキルが強みになります。

例えば、在宅療養支援認定薬剤師、かかりつけ薬剤師などは今後に期待が出来ます。

在宅療養支援認定薬剤師とは、在宅療養を必要としている患者に特化した薬剤師です。かかりつけ薬剤師とは、患者の自宅を訪問して健康や薬の相談にのる薬剤師です。在宅療養支援認定薬剤師、かかりつけ薬剤師になるためには、国が定めた要件を満たす必要があります。

具体的な要件に、薬局勤務経験が3年以上あること、薬剤師認定制度認証機構が認証している研修認定薬剤師を取得していること、などがあります。経験が浅い薬剤師よりも、ベテラン薬剤師の方に有利な要件です。また、機械やロボットには出来ないこと、例えばコミュニケーション能力などを高めていくことも、大きな武器になります。

70代で働けることは幸せ

薬剤師は、慢性的に人手が不足しています。国家資格である、という強みがあります。就職するのに年齢制限もありません。働ける現場は限られていますが、薬剤師は70代という年齢でも十分に就職は可能なのです。

お金を稼ぐことや生きがいは大切な要素です。しかし、健康で働けることは、何物にも代えられない幸せなことでしょう。

参照(薬剤師求人サイト ... アポプラスステーション)https://apo-mjob.com/list/saitama